2025.04.20 7人制全国大会予選準決勝戦
準決勝戦の相手校は光泉カトリック高校でした。
膳所 | 0-50 | 光泉カトリック |
粘り強くディフェンスできたシーンもありましたが、ディフェンディングチャンピオンの流石のスピードラグビーに完封されました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。次戦は3位決定戦、相手校は比叡山高校です。
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準決勝戦の相手校は光泉カトリック高校でした。
膳所 | 0-50 | 光泉カトリック |
粘り強くディフェンスできたシーンもありましたが、ディフェンディングチャンピオンの流石のスピードラグビーに完封されました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。次戦は3位決定戦、相手校は比叡山高校です。
滋賀県庁ラグビー部で前帝京大ラグビー部監督の岩出雅之氏と共にプレー
「ラグビー部」ってどんなイメージですか?
ワールドカップはじめ、テレビで見るラグビー選手は筋骨隆々のゴリマッチョばかりなので、なんとなく単細胞なマッチョ集団をイメージする人が多いんじゃないかな。
ところがですよ。身長161cm体重50kg、これが1976年(大昔ですね)、私が高校1年でラグビー部に入部したときのサイズです。女子の平均に近いサイズで、筋肉はほぼ皆無、しかも鈍足でした。
なぜそんな私がラグビーを始めたのかというと、中3の秋、テレビで大学ラグビーを見て「おぉっ!こんなスポーツがあるのかっ!」「何だこれは!あんなことして痛くないのか!」などと強烈に衝撃を受け、「これは絶対に自分で試してみたい!」と思い、たまたま新聞で膳所高校が県大会で優勝している記事を見つけ、そこから「膳所でラグビーをする」ことを目標に入学しました。
そして晴れて入部したのですが、入部した日に人生最大の過ちだったことに気づきました。「な、なんちゅうしんどいねん」「めっちゃ痛いやん」「あかんでこれは怪我するで」と・・・・・・。しかし時すでに遅し。「辞める」とも言い出せないまま、ただただ必死で練習について行くだけの日が続きました。
そして何か月か経って、ふと気づいたのです。「俺、結構やれてるんちゃうん?」「そんなに痛くなくなってるし」と。なんとか練習にもついていけるようになり、それなりにポジションも決まって、どんどんラグビーが面白くなっていきました。わかりやすいモチベーションの変化です。
何より、練習が終わったあと、仲間達と京阪膳所本町駅前の森商店(←今はありませんが)や美富士食堂で食べたり飲んだりしながらワイワイ話す時間が楽しくて仕方ありませんでした。
私たちのチームは、私だけでなくほとんどのメンバーが「針金」のような体型で、3年生になってもFWの平均体重が65kgと超軽量チームだったのですが、高校日本代表候補にもなったキャプテン船橋を中心によくまとまったチームで、3年生の春の県大会で優勝しました。その前の冬の大会では決勝で惜しくも負けて悔しい思いをしていましたし、当時、3年生は春の大会で引退して受験勉強に専念するのが慣例でしたから、最後に優勝できたことは格別な成功体験でした。こんな時間を仲間と共有できたことはホントに幸せだったなと思います。
その成功体験に味を占め、私はその後、30歳過ぎまで社会人でもラグビーを続け、その間に県社会人選抜チームのキャプテンを任されたりもしました。高校入学時161cm51kgだったサイズは、社会人では176cm70kgになっていましたが、それでもラグビー選手としては細くて軽い選手でした。
また、不思議な縁で、その社会人チームには高校時代のチームメイトが3人いて、同じチームで30歳過ぎまでプレーを続けることになりました。今、還暦を過ぎた年齢ですが、この3人だけでなく、当時のチームメイトとは今も当時のニックネームで呼び合う関係が続いています。
ラグビーは、日常生活ではまずあり得ない経験をします。赤の他人(チームメイトとは言え)のために、自分が怪我をするかもしれない、カラダを張ってあんなに痛いことをすることは日常生活の中ではまずありません。フツーは自分のためでもしたくもない(笑)。
だからこそ、その時間・経験を共有した仲間の信頼関係は格別ですし、また所属チームに関係なく、その同じ経験を知っている者同士は不思議な共感でつながりが生まれます。社会人になって仕事上のつきあいでも「ラグビーやってました」「え? 私もです」で、信頼関係づくりのハードルがグッと下がる経験を何度もしました。
もうひとつ、ラグビーは走りながら考えるスポーツです。試合中は常に動きながら、同じく動いている味方の立ち位置、敵の立ち位置、ボールの位置などを観察し、状況判断して味方とコミュニケーションし、その動き方を変えながらボールを運びます。監督やコーチの指示・命令で動くのではなく、試合中は常に自分たちで考え、判断してゲームメイクする、この習慣づけは社会人になってからも大いに役に立ちます。
そんな「非日常」を日常の中に生かす経験値が、高校の3年間、誰でも教室の外で得られる「オイシイ」部活がラグビー部です。辞めるのはいつでも辞められるけれど、始めなければ辞められもしません。ぜひやってみましょうね。
知らんけど。
転載:野口(1985卒)
7人制全国大会予選の1回戦の相手校は瀬田工業高校でした。
膳所 | 34-5 | 瀬田工業 |
メンバー9名、30℃近い気温、というハードなコンディションでしたが、力を出し切り勝利しました。
保護者の皆様をはじめ、応援してくださった方々に感謝申し上げます。
明日の準決勝戦は、ディフェンディングチャンピオンの光泉カトリック高校が相手です。全力尽くしますので、応援よろしくお願い申し上げます。