膳所高ラグビー部OB会(松田剛会長、平成2年卒)のYahoo!グループページ『膳所高校ラグビー部OB倶楽部』を、会計担当の前田保男君(平成2年卒)が開設してくれました。
http://groups.yahoo.co.jp/group/zeze_rugby_ob_club/
既に登録していただいている方には恐縮ですが、上記ページへの参加&メールアドレス登録、同期の方々ら消息判明筋への周知呼び掛け等、何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m
【登録の際には、名前の後ろに(S??年卒)などと卒業年を記入してもらえれば仕合せです】
膳所高校ラグビー部OBのT氏は、「知る人ぞ知る」知識人・文才です。そのT氏の得意分野は、「ラグビー」だけでなく「洋楽」、「プロレス」、「こち亀」等・・・
不定期に配信されてくるレポートを、皆さんにも味わっていただきたいと思います。
原文をそのまま掲載します。
ついにトップリーガー誕生。
去る11/22(日)、鹿児島県鴨池陸上競技場にて、ジャパンラグビートップリーグ第8節、ホンダヒートvs九州電力キューデンヴォルテクスの一戦に、今年度からトップリーグに初昇格したホンダヒートから林徹選手(ホンダ)が6番先発出場。膳所高の花園出場時、早大の大学選手権準優勝時の8番。膳所高出身選手としては、浦野さん(同大/新日鉄釜石)以来の大学選手権ファイナリストであった林君が、今度はトップリーグに初出場。これでついに膳所高からトップリーガー輩出となった。
勝利のなかった両チーム、トップリーグ残留の為には絶対に負けられない試合に、後半突き放してホンダヒート待望のトップリーグ初勝利。この試合で林君は、トライの起点となったターンオーバーに繋がるタックルとルースボール奪取等で勝利に貢献。続く東芝ブレイブルーパス戦、近鉄ライナーズ戦、神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦、NECグリーンロケッツ戦と連続先発、スタメンに定着。
ボールに寄り添うかの如き運動量から、オープンサイドFLに適性があるのでは、と思っていたが、その通りうまくいっている様。だがホンダヒートのFL陣は強者曲者揃い。関東学院大の特攻隊長的役割だった北川(東山)・その髪型風貌と常にジャッカルを狙うボールハンターぶりがジョージスミス(ブランビーズ/豪州代表)を彷彿させる金(江の川/大産大/09年度日本代表追加召集)らがおり、その争いの中での連続スタメン出場は見事。ただ熾烈なポジション争いはトップレベルの宿命で、早大時代は更に熾烈だったはず。
当時の早大は関東学院大と何年も連続で決勝で争う黄金期(早大の決勝進出記録は今も継続中)で、花園のスター選手がごっそり入部して充実しすぎる戦力を誇った時代。まるで大学ラグビー界のレアルマドリード状態。同期には矢富(京都成章/ヤマハ/日本代表)・曽我部(啓光学園/サントリー)・今村(四日市農芸/神戸製鋼/日本代表)・首藤(桐蔭学園/NEC)、一期下に五郎丸(佐賀工/ヤマハ/日本代表)と、今もトップリーグで活躍するタレントが揃っていた豪華なBK陣が注目されがちだが、特に一期下は清宮監督(当時)いわく「戦略的にFWに力を入れてスカウトした」時期。高校日本代表主将の寺廻(正智深谷)をはじめ、畠山(仙台育英/サントリー/日本代表)・権丈(筑紫/NEC)・有田(啓光学園)等、FWに高校時代のビッグネームが続々入部。故にFW第三列の競争は激しく、4年時には同じくスタメンの東条(同期主将/国学院久我山)・豊田(東福岡/コカコーラW/09年PNC日本代表)に加えて、有田(上記↑)・上田(啓光学園)・小峰(清真学園)・清水(国学院久我山)等、高校代表経験者がズラズラ居並ぶ激戦区。しかも当時の両LOは前年からスタメンの権丈(上記↑)・後藤(千種/トヨタ)で、共に4~8番まで全てこなすバックファイブのユーティリティーだけに、寺廻(上記↑)・星野(東海大仰星)・中田(成蹊/09年度日本代表候補)といった代表歴のある大型LOの成長次第では上記2人が三列に下がってくる事もあり得る布陣。この激戦を勝ち抜き4年生にしてスタメンに定着、そのままポジションを守り通したのだから大したものです。
早大時代、中竹監督から期待するプレーとして言われたのは一言「タックル」。その言葉通り、とにかく走り回って相手の攻撃を寸断し続けた。ハーフタイム中やノーサイド後でのFW第一列の選手並みの汗のかき方や肩で息をしている様子から常に全力を出し切っているのが分かる、好感の持てる選手だった。高校の後輩というのを抜きにしても応援したくなる選手。
さて日本最高峰のトップリーグ、年々上位陣と下位陣との差は縮まってきており、昨年度までは大体どこのチームが降格するか予想できたのだが、今年度は明らかに力の劣るチームがいなくなり、どこが降格するか分からなくなってきた。
そんな中、選手層の薄い九州電力キューデンヴォルテクスが降格決定、もう1枠にホンダヒートが入りつつある微妙な状況だったが、残念ながら昨日NECに敗れて降格決定。ただ完全に力負けしたのは数試合のみ、下部リーグとの力関係を見ても一年で復帰は濃厚。また機会があれば応援してあげるのもいかがでしょうか?
林君や金(前出)ら玄人受けする仕事人がいるかと思えば、爆発的な突破力を誇る110kgCTBトゥプアイレイ(09年度日本代表/7人制日本代表)や、何をしでかすか分からない大学ラグビー界のファンタジスタだったWTB山田(小倉/慶大)といった"飛び道具"もいるホンダヒート。目の肥えたファンも初心者も、観て楽しめます。
個人的には、最後の最後まで"浪花のド根性"で粘り抜き、今はなき近鉄バファローズのいてまえ打線ばりのイケイケラグビーで攻めまくってノーサイド寸前の劇的逆転を連発する近鉄ライナーズ、体格の小型を挽回すべく走りまくるスタイルを貫き(FW第一列の選手も含めて)、隙あらば速攻・自陣からでも展開する福岡サニックスブルースの2チームが、観て面白いラグビーをしてくるので、観戦にはお勧めです。
欲を言えば、入江君(膳所/筑波大:WTB/FB)のトップリーグでの活躍も見たかったが。それにしても、全国的には全く無名の大商大高から複数のトップリーガーが輩出されてるのは一体何なんだ?凄いな...。