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2008年08月20日

北京オリンピック観戦

連日のオリンピックの報道を見ていて感じることを書きます。と言っても、そんなに文化的なことや専門的なことではなく、少しだけマニアックなことなんですが。



オリンピックだけではないのですが、大規模のスポーツイベントを観る時に、いつもチェックすることがあります。それはスポーツブランドのことです。各国がどこのブランドを使用しているのかや、各競技団体や個人の契約はどうなっているのかなどです。書き出すとキリが無いのとあまり共感を得られそうにないかもしれませんので、今回はさわり程度にします。

まずブランド別にみていくと、NIKEはアメリカと中国の目立つ部分をほぼ丸抱えで押さえていますし、adidasも同様にオーストラリアや次回の開催国のグレート・ブリテン等を押さえています。日本はMizunoが同じような状態です。やはりメジャー・ブランドでお金もあるであろうNIKEとadidasの2強は群を抜いているように感じます。
各競技別にみると、少し事情が変わってくるようです。ほぼNIKE一色のアメリカですが、バレーボール(男女とも)はMizunoを使用しています。バレーボールには日本のブランドは強いのか、イタリアもasicsを使用するなど健闘しています。レスリングもasicsの使用率が高いですし、柔道のMizunoも同様です。陸上競技でもこの両ブランドはシューズを中心に健闘しています。
他のにも、今まで見たこと無い、たぶんその国では有名であろうブランドを発見できたり、普段目にすることの少ない競技で使われている、その種目専門のブランドがあったり、という楽しみもあります。逆に、どの競技にでも顔を出してくるNIKEやadidasを見つけるのも楽しいものです。

個人的に特に今後の影響が気になることが二つあります。一つは水泳のSPEEDOの水着です。これはシェアだけ見てもかなりの率でSPEEDOのレーザーレーサーを着用していました。北島選手等が着用していたこともあり、特に日本での露出度が高いように思います。以前から日本でもSPEEDOは展開されていましたが、国内の契約の絡みから一旦下火になりかけました。しかしレーザーレーサー着用者の記録更新ラッシュで一気に話題性が上がり、社名と商品名共に知名度が上がりました。同じレーザーレーサーでも、自国カラーやデザインを施してあるものや、ノーマルのものに小さなプリントという差もあります。そこから「発注時期の差があったのかな」などと想像して楽しむこともできます。
もう一つは男子100mで優勝したU・ボルトが着用していたPUMAのスパイクです。陸上競技のシューズのシェアでも2強の存在は大きいですが、ここに日本のMizunoとasicsが入ってくる様相でした。ここにPUMAがはいることはほとんど無かったのですが、今回の短距離でのをPUMAの躍進は目をみはるものがありました。ジャマイカの選手がウェアとスパイクを着用している姿が、画面に何度も出てくるので、PUMAのCMかと間違うくらいでした。そこにU・ボルトの余裕の金メダルが生まれ、直後のインタビューや写真に金色のPUMAのスパイクを顔の横に掲げるU・ボルトの姿がデカデカと映し出されていました。これはPUMA関係者にとっては最高の瞬間だったのではないかと想像してしまいます。このところのPUMAは戦略の転換かF1(フェラーリ等)へ進出したりと話題性はありましたが、本業のスポーツでこれだけ注目されれば本望ではないでしょうか。
この二つのブランドの影響は今後いろんな形で出てくると思いますが、現在のトップの競技者への影響はそんなに大きくは無いと思います。それは、こだわりやしがらみがあって、ブランドを選択する自由度がそんなに無いはずだからです。それよりも一般のスポーツ愛好者や未来の競技者になる可能性のある子供たちには大きな影響があるはずです。一例を挙げると、ウェアやシューズを購入する時に数多くあるブランドから選ぶ訳ですが、その際に必ずと言っていいほど水泳なら「SPEEDOもあるな」とかランニングシューズでも「PUMAもありやな」と頭をよぎり、今まで選択肢に入っていなかったものが入ってきたり、元々選択肢にあったとしても最後の一押しになったりと、影響が出てくると思うのです。それが日本だけでなく世界規模になると、これは想像以上の経済効果なのだろうと思います。

こんなことを考えながら北京オリンピックを楽しんでいます。オリンピック後はパラリンピックが始まります。ここでも同じ視線で楽しみたいと思っています。