創部60周年記念事業『NZ遠征』
OB会主催の創部60周年記念事業として、7月31日〜8月6日の間『NZ遠征』を行います。
この模様を現地から最新情報を(出来るだけ)お届けします。
船橋OB会長を団長として、総勢39名で遠征することとなりました。
7月31日は、15時に膳所高校を出発します。バスで関空へと向かいます。
7月31日
関空からNZ90で21:15に出発しました。

3年生は全員元気です。

2年生も嬉しそう。おっと東谷先生もいるよ!!

1年生はちょっと不安そう?!

女子マネージャーも元気です。

8月1日
オークランド空港に無事到着。誰一人気分悪くなる者もなく、入国審査でスパイクやプロテインで若干時間がかかりましたが、問題なく入国。曇空ながら晴れ間もあり、小雨もありますが、思ったよりも暖かいです。
ランギト島を一望できるおしゃれなレストランで昼食。バイキングで問題無く、皆食欲旺盛です。
ランギト島はSUPER14のBLUESのエンブレムにもなっています。

Kingsgate Hotelに到着後すぐに移動し、マーブコーチの指導でオークランド博物館前の芝生広場でリカバリーしました。しかし、見物客も出る程の熱心さで、ラグビーが国技の国で練習風景を写真取りされるほどの盛り上がったリカバリーになりました。

8月2日
NZでは渡航前から雨続きで、この日も同様の雨模様でグランドが全てクローズされていました。午前のトレーニングは、駐車場での個人スキルのトレーニングをしました。雨に負けず、高い集中力を発揮していました。

昼食はグループ毎で近くのオークランドの街に出て食事をしました。皆それぞれ好きなものを食べてリラックスし、英語を使う良い経験にもなったみたいです。

スタッフ一同も同様に街に出ました。偶然にもトライネーションズに向けてのオールブラックスのイベントに遭遇し、そこでボールをゲットしただけでなく、レジェンドと言われるウェイン・シェルフォードと世界最高レベルのWTBジョー・ロコゾコにも出会いサインまでもらいました。これには皆大人気なくミーハーに徹していました。

午後からも雨が降り、室内でELVsの対応についての具体的なプレイの確認をしました。

夜はみんなが楽しみにしてたトライネーションズ。
NZは、先週敵地オーストラリアで惜敗しているだけに、今回は気合が入らないわけがありません。スタンドも超満員で、キックオフ前からかなりの盛り上がりようでした。皆でNZ国歌を熱唱した後、気になるHAKAはいつものKa Mateではなく特別なゲームに舞われるというKapo o pangoでした。NZはその気合を十分に証明していました。
結果はNZが圧勝してスタンドも最高潮!こんな経験は膳所高校ラグビー部史上初で、「夢のようだ」と仰る先生もおられたとか。

因みに、膳所高校一行は最前列での観戦で、後半25分くらいのカーターのPG後にカメラにどアップで抜かれました。全員が揃いのツアージャケットを着用していたので目立ったのかもしれません。後日、行く先々で「TV観たぞ!」と何度も声をかけられました。

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8月3日
NZ515でオークランドからクライストチャーチへ移動しました。
Bealey's Hotelに入り昼食としばしの休憩。午後のトレーニングも天候が回復せずにグランドが全てクローズされていました。ネットボール場を借りてのトレーニングとなりました。数週間降り続く雨で、ずっと使えていないとのことでした。

8面もある(それ以上かも)グランドで、日曜日の午後にもかかわらず、誰も一人としていないという状況です。郷に入れば郷に従え。これも習慣や風習に違いを生徒達は学んでくれたと思います。
NZでは雨が降るとグランドは全てクローズされます。知識として頭にあったのですが、これほどの徹底振りとは思いませんでした。実際のグランドの土は質が粘性が強く、無理に使ったとしても普通にプレイできる状況ではありませんでした。緑の芝を皆で維持するという文化に触れ、また違った側面からNZを理解できたように思います。

8月4日
昨夜からまた雨が降ってグランドがクローズ。午前のトレーニングは、昨日と同じようにネットボール場で、ゲーム前の軽めのトレーニングになりました。

午後はHillmorton高校とのゲームです。Hillmorton高校では、マオリの儀式に則した神聖な歓迎式典で迎えてもらい、マオリの歌と校歌の交換などで交流しました。お互いの鼻をくっ付け合うマオリの挨拶Hongiも交わしました。校長先生は日本語の先生だそうで、とても流暢な日本語のスピーチをしてくださいました。
ゲームでは、普段戦う日本の選手とまったく違う突進やボディーバランス、懐の深さなどを肌で感じることが出来ました。前半は良い入りでゲームをコントロールしましたが、力の差でこじ開けられて3トライをとられました。後半は1トライ返したものの惜敗しました。体格差があり心配しましたが、大きな怪我もなく、正々堂々と力一杯戦ってくれました。Hillmorton高校の生徒もたくさん観に来て、応援してくれました。

















ゲーム後のアフターマッチファンクションでは、記念品の交換などをし、お互いに身振りを入れての会話で交流をしました。記念撮影をしたり、筋肉を見せ合ったりと盛り上がっていました。ラグビーの良さは、ゲーム後に交流するNo Sideにあると強く感じました。








8月5日
昨日のゲームのリカバリーの為に市内のプールへ。約1時間程度のプールトレーニングで体を解しました。
このプールは公共の施設だそうですが、その施設の大きさや充実度、またサービスの行き届きように驚きました。こういうところにもスポーツ大国NZとの文化の違いを見ることができました。この施設はQEUと呼ばれ、コモンウェルシュ・ゲームズ(簡単に言うと英圏のオリンピック)の際に建設された様で、他にもラグビー場をはじめ陸上競技場やサッカー場、ゴルフ場なども併設されていました。

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午後は、初めての自由行動でした。クライストチャーチ市内を観光しました。名前の通り街の中心には歴史のある教会があり、街並みも古くこじんまりとした親しみやすい街です。

高校生同士の試合を見に行った生徒もいました。




数人のグループになり、市内を観光しながら買い物に記念撮影にと、思い思いの時間を過ごしました。
市内には膳所高校だけでなく、他の国からのラグビーチームがいくつも来ていました。また日本からもラグビー以外の学生の姿もたくさん見かけました。観光にも適した街なのかもしれません。



最後の夜は、サプライズゲストとして、遠藤幸佑さん(トヨタ自動車・日本代表)と堀江翔太さん(帝京大卒・カンタベリーアカデミー)がわざわざホテルまで来てくださいました。そして膳所高校ラグビー部にお話をしてくださいました。生徒にとっては、とても良い刺激となった様で、短j期間で終わるはずがお二人のご好意もあって、生徒たちの質問に答えたり、サインプレイを一緒に動くなど、とても親切に対応してくださいました。お二人にとって貴重な時間を膳所高校ラグビー部の為に割いていただいたことにとても感謝しています。本当にありがとうございました。


今回改めて強く感じたのは、真のトップのプレイヤーはスキルが素晴らしいだけでなく、人間的にも素晴らしいのだということです。初めて会う高校生に対して親身になって対応することは、なかなかできるものではありません。お二人の素晴らしさに触れられて、高校生だけでなく大人も感激しました。
因みに遠藤さんは、8月2日のAir New Zealand CupのManawatu戦にカンタベリー州代表WTBとして途中出場されています。カンタベリー州代表は大阪体育大学監督の坂田好弘先生以来二人目の日本人プレイヤーとなります。

8月6日
早朝4:00にBealy's Hotelを出発し、5:50のNZ500でオークランドへ。そこから8:30のNZ99で成田へと向かいました。そして18:15のNZ90で関空へ。そこからバスで膳所高校まで。書くと簡単に見えますが、約21時間の大移動となりました。
今回は膳所高校ラグビー部創部60周年の記念事業の一環としてNZ遠征を行いました。全てが初めてのことであり、様々な課題や教訓を得ましたが、この経験はラグビーはもちろんのこと、今後の彼らの人生において大きな刺激と宝物になったと思います。
お礼:滋賀県立膳所高等学校ラグビー部OB倶楽部 会長 船橋寛明
創部60周年記念膳所高校ラグビー部ニュージーランド遠征に際しまして、ご理解をいただきました学校関係者の皆様、保護者の皆様、また、ご協力をいただきました全ての皆様、初めての海外遠征ということでご心配・ご心労等をおかけいたしましたが本当にありがとうございました。7月31日〜8月6日までの7日間という長いようで短い遠征でしたが、無事39名全員帰国することができました。
世界最高峰の試合の観戦や地元の高校生との試合・交流、また英語力の実践や環境・文化、風習の違いなど、食事や空気まで全てにおいて、感受性の強いこの時期に肌で感じ、いろいろなことを吸収してくれたのではないかと思っております。
この遠征を通じて、ラグビーのみならず、勉学や仕事、これからの人生を過ごすうえにおいても、有意義で重要な時間であったと感じてもらえれば、この遠征を実施した意義もあったと思っておりますし、彼らがこれから、身をもって示してくれることと信じております。
この遠征は、60周年という機会をとらえ、実施させていただきましたが、この倶楽部に関わられたみなさんとともに、次の新しい時代に向けて、素晴らしい伝統を守り育てていければと思いますし、皆さんにとっていつまでも誇れる倶楽部であり続け、心の拠り所として、大きな存在であり続けることを切に願っております。
